骨董品の楽しみ方

最近は某テレビ番組のおかげで、骨董品に対しての人々の興味が高まってきていると思います。それは一面いいことで、これまでは「汚い」とか「古いもの」というだけで価値のあるものが壊されたり捨てられたりしていましたが、人々の興味が向いてきたために難を逃れる品物も出てきたからです。
けれど反面悪いこともあり、皆が骨董品を欲しがるために値が上がってしまう、ということもあります。
本来骨董品を欲しいと思うのは、その品物が自分にとって「好き」なものだから、というはずです。焼き物の形や色が好き、武具の持っている冷徹さが好き、掛け軸のもつ美しさが好き。骨董は本来「愛でる」ためにあるのです。
投機や投資のためにあるものではありません。そして現在高い値段がつくもののうちのほとんどはやはり過去においても高値がついており、投機や投資をするためにはあまり利益がでるものではないのです。できればそのような視点で骨董品を集めるのはやめておいたほうがいいと思います。
その品物を愛し、愛で、持って楽しい、と感じる人に骨董を集めて欲しいです。そしてそれが本来の骨董品の収集なのだと思います。
「えー、こんなものがそんなに高いの?」という人は、その範疇の品物を集めることをお勧めしません。値段に関係なく、自分が気に入って買って帰ると幸せになり、眺めて楽しめ、さらに本を読んだりして知識を深めていけるもの。そんな骨董品を集めるのが、本来の楽しみ方なのです。